2025年2月17日(月曜日) 140,254
昨日の落石ネイチャークルーズ。
船上から大好きなウミバト(Pigeon Guillemot) を存分に観察できました。
当時の落石漁協TOPのご厚意により、漁船による「ユルリ島遊覧クルーズ(1時間)」に参加。
私にとっては、これが運命のクルーズとなりました。
この時、当時、幻の海鳥と言われていたこの鳥「ウミバト」に初めて出会ったのです! 感動!
一瞬にして、私はこの海鳥に心を奪われてしまいました。道東の荒海にこんなに美しい海鳥がいるなんて!!うかつだった!
何とか多くの人々に見てもらえないだろうか?
そして、その時の感動が落石ネイチャークルーズ実現へ向けての原動力となりました。根室市役所・落石漁協・観光協会・自然保護団体・旅館業組合・マスコミ、そして落石の漁師さん達に協力を要請。クルーズ実現へ向けて粘り強く働きかけを開始しました。
そして、様々な妨害工作にも悩まされましたが、紆余曲折を経て、1年後に何とか運航開始にこぎつけました。
自分はこのプロジェクト(=落石ネイチャークルーズ)を絶対に成功させたいとの一心から、大好きだった航空会社を早期退職。
家族を神奈川県の自宅に残し、一人で根室市に移住しました。
根室の人々に自らの覚悟を理解してもらい、協力してもらうためには「出向」では不十分と考え、「早期退職」を選びました。
自ら退路を断ってでも、このクルーズはどうしても成功させたかったのです。
また、落石の海と海鳥を広く世間に知っていただくために、連日、漁船に乗り一生懸命ガイドもやってきました。
ブログ(道東の野鳥情報☞イーグル野鳥日記)による情報発信も続けてきました。
そして、徐々に多くの皆様のご厚意とご協力を賜る事が出来るようになり、現在の「落石ネイチャークルーズ」へと発展してきました。
そして、今ではこの「落石ネイチャークルーズ」は国内のみならず海外の海鳥FANにも一定度のご評価をいただけるようになりました。
根室市への外国人観光客の誘致にも貢献できたと思います。
もちろん、根室市観光協会のA氏や民宿経営者のT氏やKさん、Sさん、kさん、7名の船長さん、漁協TOPだったN様たちの強力な頑張りがこのクルーズの維持・成長に大きく寄与してきたことも忘れてはなりません。皆様の力が結集されて、この「オンリーワンの野鳥観光インフラ」が実現し維持されてきたのです。
ただ、自分にとりましては、あの日あの時の「ウミバトに対する感動」が15年間にわたる落石ネイチャークルーズの誕生と成長の原動力でした。
今日は、素晴らしい好天の下、そんなことをつらつら思い出しながら目の前の「ウミバト祭り」を存分に楽しむことが出来ました。
亜種アリューシャンウミバト 非繁殖羽 |
亜種(チシマ)ウミバト非繁殖羽 |
亜種アリューシャンウミバト非繁殖羽 |
亜種アリューシャンウミバト非繁殖羽 と 亜種(チシマ)ウミバト非繁殖羽 が並んだ! 凄い事です! |
亜種アリューシャンウミバト非繁殖羽 |
亜種アリューシャンウミバト非繁殖羽 飛び立ち |
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