2023年4月23日日曜日

 2024年4月24日(月曜日)   35,719
多摩川中流域ではイカルチドリやコチドリが子育て中です。
両方の夏羽成鳥が並んで撮影できました。いい機会なので、両種を比較しながら、見分ける際の「見るべきポイント」をまとめてみました。
今後の鳥見の参考にしていただければ幸いです。
アイリングの有無だけではないのですね。

【A:イカルチドリとB:コチドリの違い】    *成鳥夏羽で比較
①A:留鳥で河川の砂礫地に生息する。 
 B:夏鳥で河川・水田・荒れ地などに飛来・生息する。

②A:より大きい。(L=19~21cm)
 B:より小さい。(L=14~17cm)

③A:アイリングは細く、ほとんど見えない。
 B:黄色いアイリングが目立つ。アイリングは羽毛。

④A:胸の線は褐色。
 B:胸の線は黒色。

⑤A:クチバシはより太く長い。
 B:クチバシはより細く短い。

⑥A:飛んだ時、うすい翼帯が見える。
 B:飛んだ時、翼帯は出ない。

A:額の黒線の上に白い隙間はない。
 B:額の黒線の上に白い隙間がある。

⑧A:足はより長め。
 B:足はより短め。

⑨A:尾の先端が翼の先端よりかなり突き出る。
 B:尾の先端と翼の先端がほぼ同じ長さ。

⑩A:足の色は肉色~ピンク色。
 B:足の色は肉色~黄色。

色々、異なるポイントがたくさんあるのですね。


Aイカルチドリ:額の黒線の上に白い隙間はない。
 Bコチドリ  :額の黒線の上に白い隙間がある。
Aイカルチドリ:尾の先端が翼の先端よりかなり突き出る。
 Bコチドリ  :尾の先端と翼の先端がほぼ同じ長さ。













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