2023年12月3日(日曜日) 60,526
今日は午前・午後共に講演会の1日でした。
午前の部は、10時~12時。多摩川大好きな小学生を対象に「たまがわの野鳥たち」をテーマにして学習会と実習をやりました。多摩川の登戸周辺でよく見ることが出来る野鳥20種の識別方法についてパワーポイントを使って説明。その後、実際にフィールドに出て、双眼鏡の使い方やカモ類を中心に識別方法の実習を行いました。受講生は小学5~6年生が中心でしたが、もう少し小さなお子さんもいらっしゃいました。皆さん、礼儀正しいお子様ばかりで、とても熱心かつ真剣に取り組まれていました。1時間半という短時間のうちに31種をみんなで識別することが出来ました。カモ類、セキレイ類、カワウ、カイツブリ、トビ等に加え、幸運にもミサゴとチョウゲンボウが飛来し、大いに盛り上がりました。
午後の部は大人向けの「北海道の野鳥」についての学習会・質疑応答・旅行相談会等を実施。25名満員のご参加をいただきました。根室市観光協会の有田氏の講演「知床ねむろの野鳥たち」では、バンディング調査に基ずくアオジ・オオジシギ・ノゴマ・オオミズナギドリなどの渡りルートの説明や多摩川との関係、知床ねむろの自然環境や主な探鳥やポイントの紹介、根室市の野鳥観光振興の歴史とその目指す方向、インバウンド野鳥旅行受け入れ態勢の現状などについて詳細な説明がありました。
その後、参加者全員から発言があり、各人の持つ「北海道の野鳥に対する思いや思い出」「道東野鳥観察旅行の具体的ご質問」「多摩川や北海道の自然に対する賞賛の声」などが次々と飛び出しました。会場は熱気に包まれ、予定の時間を30分もオーバーするほどの盛り上がりを見せました。
今回の展示会は、直線距離で1000kmも離れている多摩川と道東を野鳥をテーマにしてつなぎ、より広い視野から多摩川の豊かな自然を再認識すると同時に、両地域の人的交流や野鳥観光需要の掘り起こしを行うことを目的としています。
今日の講演会は、その取り組みの第一歩。出来ればこれからも定期的に、このような取り組みを継続して行ければと考えております。
今日は参加者の皆様やせせらぎ館のスタッフの皆様のご厚意により、すべてのプログラムを成功裡に終えることが出来ました。
この場をお借りし、皆様に心より御礼を申し上げたいと存じます。
小学生参加者の野外実習 皆さんとても熱心。 野鳥チェックリストに書き込みされています。 |
野鳥の識別学習会 |
午後の講演会 道東の自然や野鳥観光への取り組み等について学びました。 |
北海道に関し、 様々な経験と思いをお持ちの皆様が集いました。 |
根室市観光協会から出張の有田氏の講演。 皆様、道東の自然や取り組みに 興味深々のご様子でした。 |
講演後には飲み物や北海道のお菓子が振舞われました。 参加者全員からコメントやご質問をいただきました。 |
皆様から、様々な味のある発言が相次ぎました。 |
北海道観光やマーケッテイングのプロからも 有意義なコメントをいただきました。 |
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