2023年7月1日(土曜日) 42,177
今日は、1日中悪天候の予報。
多摩川出撃は控えることに致しました。
そこで、今日も道東の話題です。
******************************
今日は少し野鳥から離れて。。。。。。ちょっと固い話題=領土問題。
いわゆる「北方領土問題」を目で見て確かめられるのが根室地域の特徴です。
皆さん、「北方4島」って、わかりますか?
国後島、択捉島、色丹島、歯舞群島の4つです。しかし、「歯舞群島」って、名前からして一つの島はなさそうですね。そう、歯舞群島は大小9つの島や岩礁の集まりの総称です。
その内訳は、
①貝殻島 (カイガラジマ) ~日本が作った灯台がシンボル。一番近い。
②萌茂尻島(モエモシリトウ)~歯舞群島で一番小さい島。
③水晶島 (スイショウトウ)~納沙布岬からわずか7km。馬の放牧が盛んだった。
④秋勇留島 (アキユリトウ)~島全体が笹原だった。88人が暮らしていた。
⑤勇留島 (ユリトウ) ~サメ漁が有名だった。出稼ぎ者が多かった。
⑥志発島 (シボツトウ)~戦前は昆布を拾うだけで生計を立てられる島だった。
⑦多楽島 (タラクトウ)~小規模コンブ漁の島だった。
⑧海馬島 (トドジマ)
⑨ハルカリモシリ島 (ハルカリモシリトウ)~ラッコが多い島。
これらの9つの島に、前記の
⑩国後島 (クナシリトウ)~戦前は7,364人が暮らしていた。
⑪択捉島 (エトロフトウ)~日本で一番大きな島。沖縄本島の2.6倍もある。
⑫色丹島 (シコタントウ)~入り江と緑が美しい島。
を加えると、北方領土って12の島・岩礁から構成されていることがわかります。
下記の写真の「お化け灯台?」は「貝殻島」です。灯台だけの島。
根室半島の先端部分=納沙布岬の白い灯台横にみんなで建設した「納沙布岬ハイド」から、観察・撮影が可能ですよ。
その左奥に広がる島影は「水晶島」です。
水晶島には、戦前、日本の農民が建てた「サイロ」が見えますね。また、少しわかりにくいですが、その左には教会が見えます。玉ねぎ型の屋根の「ロシア正教の教会」です。納沙布岬からフィールドスコープで見ていると、時々、教会を出入りする人影も見られることがありますよ。
歯舞群島には、民間人は住んでいません。人影はロシアの国境警備隊(KGB)の隊員だと思われます。
日本にはいくつかの竹島など「領土問題」がありますが、北方領土問題だけが「目に見える領土問題」なんですよ。
下の地図の点線で囲われた部分の拡大図です。 歯舞群島の9つの島と地名など。 |
貝殻島灯台 一番近い北方領土です。 納沙布岬からわずか3.7km その半分の距離1,850mを越えると ロシアの巡視艇に拿捕されます。 |
貝殻島灯台の左後方には 水晶島が見える。平らな島。 この写真は納沙布岬の先端に建設した ハイドから撮影しました。 |
水晶島の様子。 日本人が作ったサイロが見える。 コンデジカメラで撮影。 |
水晶島 玉ねぎ頭のロシア正教の教会 ロシア人の出入りも見えますよ。 納沙布岬からコンデジ・カメラで撮影。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿