2023年5月24日(水曜日) 38,673
一昨日(5月22日)の報告です。
関東北部にマダラチュウヒ(Pied Harrier)が出ていると聞き、思い切ってレンタカーを借りてプチ遠征してきました。日本産の野鳥は既に500種類以上見ていますが、本種は以前より是非見てみたいと思っていた久々のライファーです。
マダラチュウヒは、中国東北部やミヤンマー北部で繁殖し、冬には東南アジアへ渡ります。日本各地で記録はありますが、関東地方では「超ド級」の珍鳥と言ってよいでしょう。
しかも今回は美しい♂の成鳥です。頭部から背中・胸が黒く、目は黄色い。翼の大部分と尾は淡い青灰色。飛ぶと「背中に黒いイカリ型の模様」が出るのが大きな特徴です。日本のチュウヒ類では一番小さい。
まさか、こんな時期に関東地方に出るとは思いませんでした!
野鳥親友の急報にもかかわらず、21日はレンタカーが満車で断念。
満を持して22日の早朝4時30分に現地到着。驚いたことには、もう既に200名以上のCMが広大な草原周辺に集結していました。
ざっとナンバープレートを見ると関東全域が中心ですが、中には長野ナンバーもありました。
でも、一番すごかったのは奈良県ナンバー!を見かけたことでした。
早朝5時から8時までの間に、3~4回現れ、広大な草原の広い範囲をエサを探しながら低空飛行してくれました。ただ、朝霧が出ていてクリアな写真を撮る事は出来ず、まるで墨絵のような淡色のボケボケ写真になってしまいました。
21日は天気が良く、きれいでクリアな写真が撮れたそうです。(残念!)
8時ごろには、空高く舞い上がり、どこかへ消えてしまいました。
霧が晴れ青空が出てきたので、14時くらいまで再登場を待ちましたが、その後、マダラチュウヒが現れることはありませんでした。
ほんの短い間の、靄の中での観察でしたが、久々のライファーGET!
それにしても危ない所でした。あと数時間現地到着が遅れていたら、完全に見逃していました。ぎりぎりセーフ!
とても幸せな気分で帰路に着くことが出来ました。
☛写真はコンデジカメラで撮影。
曇天の朝霧の中、証拠写真レベルの画像を記録するのが精一杯でした。
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