2022年10月20日木曜日

 2022年10月20日(木曜日)   12,341
本投稿は二日前(2022年10月18日)に書いたものですが、諸般の事情により、本日UP させていただきました。
10月18日を最後にこの鳥は抜けてしまった様です。
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多摩川中流域の公園。MFにほど近い、住宅街の中にある公園に来ているジュウイチ(Northern Hawk-Cuckoo)を見てきました。声を聞くことはまれにありますが、姿を見ることはとても難しいジュウイチ。こんな都会のど真ん中でその姿を見ることが出来るなんて。。。信じられない事が起こるものです。
今回は幼鳥ですが、人生で2回目の出会い。声は何度も聞いていますが、姿を前回見たのは、28年前の戸隠でした。
翼が他のトケン類に比べ短いため、タカ類とくにツミとの誤認が多いようです。(英名にはHawk-Cuckooとあります。)
ただ、今回観察していて、ツミとジュウイチは、幼鳥同士・成鳥同士がとても似ている、特にツミの成鳥♂との類似性は「まるで擬態のような進化」なのではないかと思いました。
また、両種の世界的分布は奇妙とも言える程に、ぴったり一致(東アジア・東南アジア)しています。
ジュウイチは一番身近にいるツミに擬態しているかのように進化し、托卵相手の親鳥を驚かせ、すきを狙って托卵を容易にしているのではないかと思いました。(私の想像です。)
ジュウイチの成鳥は青い鳥というイメージもありますが、托卵相手のオオルリ・コルリ・ルリビタキも青い鳥です。また、今回の幼鳥を見ていて「クロツグミみたいな顔しているな。」と思いましたが、ジュウイチはクロツグミにも托卵するそうです。人生経験の浅いヒナから見ると、ジュウイチが本当の親鳥の様に見えるのでしょう。
今日はジュウイチのとまる木には、本物のツミもとまっていました。偶然? これも面白い!
もっともっと両種の関係について調べてみようかなと思いました。
ジュウイチとツミの間に、かなり深い関係がある事に気付かされる珍鳥観察となりました。

























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