2024年5月7日火曜日

 2024年5月9日(木曜日)  89,633
【速報】
5月2日(木)~7日(火)の日程で、山形県酒田市の沖合に浮かぶ「飛島」に行って来ました。春の渡り鳥観察に専念する毎日。一般的な観光は一切せず。早朝4:30~夕方18:30まで、島中を隈なく歩き回る毎日でした。
毎日最低3万歩、多い日は4万歩を踏破しました。
6日間の総歩数は182,411歩に及びました。

日本各地またはもっと南方で越冬を終え、北方の繁殖地に向かうために命がけで日本海を渡って行く野鳥たちが、悪天候を避けたり休息を取るためにこの島に降りてきます。
天候や風速・風向によって、いつどのような鳥が島に立ち寄ってくれるかは全く予想がつきません。「珍鳥」と言われる野鳥や自分が見たい鳥に出会えるかどうかは、全くの未知数。偶然に賭けるしかないのです。
ただ、この時期、膨大な数の野鳥が日本海を渡って行くわけですが、立ち寄れる島の数は限られていますので、「珍鳥」に出会う確率は高いわけですね。
その為、島に集まるバーダーは島中の林・畑・海岸・ダム湖・水場・漁港などを隈なく歩き回り、「偶然の出会い」に賭けるわけなのです。
因みに、ここ飛島では「餌付け」は一切行われていませんし、携帯電話で盛んに情報交換しているような人も見かけません。☜そこが気に入っています。

実際、今回も様々な「珍鳥」と言われる野鳥が記録されていましたが、それを見ることが出来るかどうかは「運次第」。その時、自分が島のどのあたりを歩いているかによって「運のいい人」「運の悪い人」が出ることになります。

今年のイーグルは比較的運に恵まれました。
最終日、帰路の酒田港へ向かう連絡船に乗り込む約15分前に、この鳥を偶然見つけることが出来ました。周囲には誰もいません。急いで証拠写真を何枚か撮りましたが、時間がない! 鳥は逃げることもなくその場にSTAY。夢中で採餌中です。じっくり観察・撮影したいけど、出航までぜんぜん時間がない。
ようやく、通りかかった一人のカメラマンさんに後を託し、後ろ髪引かれる思いで港へ向かいました。かなり心残り! 
でも、今回6日間に観察した89種の中でも一番の珍鳥を、事前情報なし・自力で見つけることが出来ました。これぞ離島探鳥の醍醐味!
終わりよければすべてよし!全身の疲労感も吹き飛び、とてもHAPPYな気分で帰路に着くことが出来ました。
シマノジコ(♂成鳥S):Chestnut Bunting

その他、シマアオジ(1st夏)、ノゴマ、ベニヒワ、コホオアカ、アカマシコ(♀)、イスカ、カンムリウミスズメ、ウミスズメ、ウトウ、トウゾクカモメ、アカエリヒレアシシギ、オオミズナギドリ、アカアシミズナギドリ、セイタカシギ、ヤイロチョウ(声のみ)、アオバズク(タカのような飛翔)、オオルリ(多数)、キビタキ(多数)、マミチャジナイ、アカハラ、センダイムシクイ、エゾムシクイ,コサメビタキ、ウソ、アトリ、マヒワ、ヒレンジャク、キレンジャク、コムクドリ、カラスバト、オオヨシキリ、ヒガラなどにも出会いました。
*イーグル未確認:マミジロキビタキ、ムギマキ、コルリ、カラアカハラ、マミジロ、キマユムシクイ、ミゾゴイ,キアオジ、など。
4月末には18年ぶりにヨーロッパコマドリが確認されたそうです。

シマノジコ ♂S
とても綺麗な個体でした。





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