2023年1月15日日曜日

 2023年1月15日(日)     22,574
今日の多摩川中流域。午後から雨の予報。14時までいつものポイントを回りました。今日のハイライトは「アカハジロxホシハジロ」の交雑種。
キンクロハジロが集まるポイントに、他のカモに紛れるように何気なく浮かんでいました。当初、距離3mとあまりにも近い所にいたので、なんとなくキンクロハジロかな?と軽く考えて居ました。ところが、その後、どうもこの個体おかしい!となり、発見に至りました。

目が白いため、最初はメジロガモかと思いましたが、頭の形や体側の色に違和感を覚えました。しかし、図鑑を見ても該当する種は見当たりません。直観的に交雑種(ハイブリッド)だと思いました。雨が降ってきたため、出来るだけたくさんの写真を撮り、早々に帰宅しました。その後、愛読するカモの図鑑の著書の先生方に同定を依頼しました。
回答はいずれも「アカハジロxホシハジロの交雑種」ということでした。
最近の多摩川。毎日のようにユニークな野鳥が現れてくれます。














くちばしの黒斑が大きい=ホシハジロの影響


脇と体上面には灰色の波状紋があり、ホシハジロの影響がみてとれる。







今回の個体の基本となる「アカハジロ(Baer's Pochard)」は、現在世界的に個体数を減らしており、総個体数がすでに1000羽を切っていると言われています。交雑相手は、今回の「ホシハジロ」が多く、今の日本ではむしろ純粋な個体と出会う事の方が珍しいと言われています。






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