2022年12月21日水曜日

 2022年12月22日(木曜日)    19,249
昨日の多摩川中流域。遠出せずにマイフィールドで手軽にハイイロチュウヒを見ること」という昨年来の念願がかないました。
一昨日の夕方、かなりの遠方を飛ぶ茶色く腰の白い個体を双眼鏡で確認しましたが、ほどなくして日没。残念! 
昨日の朝は超早起きして、自転車で約1時間かけて7:00前に現着。
底冷えする堤防の上で、ワクワクしながら現れるのを待ちました。

7時30分。突然目の前の林からその鳥は現れました。超低空飛行。腰の白さが大きく鮮やか。ハイイロチュウヒです! 近い!! 久々にシャッターを押す指が震えました。ここで見るのは初めて。虹彩が黄色ではなく暗褐色に見えることや顔盤の縁取りの様子、翼上下面の褐色味が強い事などから「幼鳥」と判断いたしました。性別は私にはわかりません。
その後、わずか1時間のうちに6回も現れ、目の前を舞ったり低空飛行を繰り返してくれました。一瞬ホバリングのような事も致しました。距離はわずか30mくらいでした。8時30分に6回目の飛翔の後、姿を消しましたが、隣の河川敷の草地に現れたのを別の方が確認されました。その後夕方まで、かなり熱心に再会を待ちましたが、とうとう、今日は姿を見ることが出来ませんでした。

昨年もハイチュウは♂♀共に1日だけ現れたそうです。視界にはマンション・学校や工場などが立ち並び駅からも至近のマイフィールド。私はまだ1年生の多摩川中流域キャリアですが、ここは「なんでも出るな!」というのが多摩川の印象です。
冬のシーズンはまだ始まったばかりです。これからもどんどんいい鳥が出そうですね。多摩川おそるべし!

珍鳥・名鳥を追いかけて全国を飛び回った時代もありましたが、今はマイフィールドに何か出るんじゃないかと心配で、とても遠出をする気になれないというのが本音です。
自分は「過去のデータ」や「自らの感」や「素晴らしい地元の鳥友の経験・情報」などを宝物にして、マイフィールドを深く広く掘り下げて野鳥を楽しんでゆきたい。そして、野鳥情報はお世話になっている仲間の皆様の間でしっかりと共有して、出来るだけ多くの仲間が見たい鳥を見られるように、微力ながら頑張ってゆきたいと思います。(これ野鳥ガイドの習性かもしれません)
野鳥観察をはじめて40年。国内だけでも500種以上はカバーしていますが、自分の鳥見人生はまた「新たな段階」に入ってきたように思います。
愛すべきマイフィールド=多摩川。
本当に素晴らしい充実した鳥見を毎日楽しんでおります。

以下の写真・動画は、愛用の小さなコンデジ・カメラで撮影しました。
画質はそれなりですし、手振れもご容赦願いたいと思います。
**ブログの機能上、動画は10秒までしか掲載できないため、1本の動画を3分割して「掲載いたしました。









ハイイロチュウヒ
虹彩の色は黄色くない。暗色。翼上下面の色も強め。
幼鳥と判断しましたが、いかがでしょうか?
性別はよくわかりません。


















<追記>
今シーズンの多摩川中流域の猛禽類は、
トビ・チョウゲンボウ・ハヤブサ・ハイタカ・オオタカ・ミサゴ・ノスリは、
ほぼ毎日出ます。
記録的には、
この基本7種に加えサシバ・ハチクマ・チゴハヤブサ・ツミ・チュウヒ。
そして今回のハイイロュウヒです。13種。
コチョウゲンボウやクロハゲワシ通らないかな?


以下は2013年1月4日に多摩川中流域の公園上空を
オオワシ(若鳥)が通過したのを撮影したものです。
イヌワシも出ましたね。



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